ボールパイソンのこと
元々[王]という意味のあるボールパイソンは、アフリカ大陸の赤道近くセネガルからコンゴ共和国東部にかけて生息しています。
全長は110〜150cm 体重2kgが平均ですが、自然界に生息しているアダルトは体長2m体重6kgになる個体もいるそうです。
好んで巣とする場所は厳しい暑さや乾燥を防ぐ事ができる、使われていない蟻塚です。
齧歯類の棲んでいた穴などにも隠れて、夜になると穴の入り口で獲物を待ち伏せします。
雨季になるとサバンナに移り、草を食べる齧歯類を思う存分捕食します。
餌の捕れない乾季、思う存分食べられる雨季、飼育下での拒食の原因が解る気がします。
繁殖は2才前後2kg未満で行う場合が多くハッチした子は50〜60gで40cm位だそうです。
以下は大まかな生態です。
ボールパイソン初心者の方の参考になるかと思います。
※最初の月はアフリカでの月、()内の月は日本での月になります
アフリカでの1月 日本での(4月)気温30°cを超える。雌の抱卵
2月 (5月6月)産卵 雌は朝日光浴をし体を温めてから卵を温める。
4月 (7月)半ば頃から雨季が始まり、月間雨量は100mm 気温30°c程度。
5月 (8月)気温28°c半ば頃までベビーたちがハッチする。この頃から齧歯類が豊富になる。
6月 (9月10月)気温が下がり始め月間雨量230mm 気温26°c。思う存分餌を食べることができる。
7月 (10月)雨季が終わる。
8月 (11月)本来の生息地では8月にあたりますが、涼しい日が続きます。気温は25°c位ボールパイソンは穴に隠れ始める。
9月 (12月)気温は27°c穴に隠れ交尾が始まる。
10月 (1月)気温は30°c位まで上がり繁殖時期のピークを迎える。
11月 (2月)気温は30°cを超える。交尾は続き、雌のお腹が大きくなってくる。
12月 (3月)雌は抱卵し、4ヶ月程餌の捕れない時期が続きます。
(石附智津子様の著書より抜粋)
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